Firefox 互換という Pale Moon を入れてみました


無効になっている機能はActiveXActiveXスクリプティングアクセシビリティ関連、ペアレンタルコントロールJavaScriptデバッガー、クラッシュレポートといった機能だ。開発目的ではなく、ただWebブラウジングをしたいというニーズであれば問題はないだろう。またCPUについても幾つかの種類はサポート対象外となっている。

Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:1.9.2.3) Gecko/20100403 Firefox/3.6.3 (Palemoon/3.6.3) ( .NET CLR 3.5.30729)
様々な最適化や必要な機能を絞るなど、本家 Firefox よりメモリを食わなくなっているという Pale Moon を入れてみました。要は独自ビルド的な位置にあるものみたいですね。記載時点で Firefox 3.6.3 に相当する Pale Moon 3.6.3 を落として常用プロファイルで立ち上げてみましたが、Firefox で使っていた状態とほぼ同一に立ち上がります。設定を詰めているのか速いという話も目にしますがよくわかりません。
気になる点としては、本家ではないのでアイコンが独自な点と、Firefox でダウンロード時に保存先ダイアログを出さずにフォルダ指定していたのが解除されていること、そして browser.ctrlTab.previewstrue になっているので Ctrl + Tab を押したときに開いているタブがサムネイル表示されてしまう辺り。英語版だけなのもマイナスかも。
火狐アイコンでないのはなんとなくしっくりこないので、これは firefox.exe から切り出した 32bit の 16*16 アイコンを、Pale Moon インスタール先の chrome\icons\default に main-window.ico という名前で保存して対応。タブのサムネイル表示も値を false にして無効にしました。
日本語化は色々なところで触れられていますが、Firefox 3.6.3 用の ja.xpi を導入し、general.useragent.localeen-US から ja-JP に変更。起動時オプションで -UILocale ja-JP とつけるだけだと、アドオンを無効にしたときなどに再起動するような、起動時オプションなしで立ち上がる場合また英語になってしまうみたい。-UILocale ja-JP、懐かしいです。
ちなみにこの Pale Moon では Add-ons for Firefox から拡張機能やテーマを落とせないという話も目にしますが、特に問題なく導入できてしまいました。ユーザーエージェントの表記に変化でもあったのでしょうか。あ、でも Nightly Tester Tools 入れてるからこれのせい?
とりあえずメモリ消費が少ないという点を意識して導入したので、しばらく本家 Firefox の代わりに使ってみるつもりです。ただ基本英語なのと、恐らく自動更新がなされない事などからあんまり人に勧められるものではないですね。
それと Pale Moon 絡みの記事を調べていて、アンインストーラが英語ダイアログだからなのか、アンインストール時に Pale Moon だけではなく、わざわざ入れなくてもいいチェックを入れて Firefox のプロファイルそのものまで綺麗さっぱり削除してしまった人がいたり、割とメジャーになったから当然といえば当然ですが、恐らくプロファイルを意識せずに使っている人もかなりいるようですね。わたしはメジャーバージョンアップの時に常用プロファイルを流用するなんて恐ろしい真似はできませんが、普通はそんなこと意識せずアップデートしてしまうでしょうし、となると多数のアドオンが使いものにならないという状況に陥るでしょう。Firefox ってやっぱり敷居が高い、めんどくさいということを感じます。拡張機能やテーマを入れなければいいんですけれど。

この辺りを知っておくと、Firefox がより使い易くなる、かもしれません。
ああ、いけない忘れてた。Firefox の plugins から PDF や QuickTime などプラグインの dll をコピーしていなかったので PDF が開けなくなったりしていたのです。Pale Moon の plugins にコピーして解決。