BUFFALO RAMDISK ユーティリティー

メインメモリの一部を仮想ドライブに見立てて利用することを可能とする、バッファローRAMDISK ユーティリティーが無償化されたというので試しに入れてみました。とは言えメインメモリが 2GB しかなく、かつオンボードGeForce 7050 PV に 256MB 持っていかれているので、VGA 使用分を 16MB に減らし、2030MB 程利用可能な状態にしています。
まずはインストーラを落として実行ですが、これがまた行儀が悪い。強制的にデスクトップにインストーラの中身が解凍されて、これまた強制的に C:\Program Files にインストールされてしまいます。

まあそれはさておき起動画面ですが、かんたん設定と詳細設定が選べるようになってます。かんたん設定だと利用環境にあわせて使用メモリと各種設定が行われるようです。詳細設定では使用メモリのマニュアル変更とバックアップの有無などを選べます。

このように BUFFALO RAMDISK ユーティリティーRAMDISK のバックアップを取ることができるのですが、これはCドライブ直下に BFRD_000.dat などのファイル名で作成されるらしく、どうやら移動できないようです。つまり平時システムドライブは SSD に、テンポラリやキャッシュを HDD に置いている人がテンポラリ利用でバックアップ使用のこのユーティリティを使うと返って SSD の書き込み量を増やしてしまうということに。拡張バックアップを設定するとなおのこと。最も SSD オンリーで利用してる人なら使う価値がありそうです。ちなみに My RAMDISK はマイドキュメント内に仮想ドライブへ繋がる同名フォルダを作成するというもの。
なお、画像で仮想ドライブがRドライブとなっているのはマニュアル指定です。初期設定では自動的に割り当てられるので、USB メモリや外部接続の HDD、光学ドライブをよく利用する方はあらかじめドライブレターを変更・固定して置いた方がよいかもしれません。

こちらが RAMDISKCrystalDiskMark でのベンチ結果。このバッファローのユーティリティを利用したベンチのキャプチャを載せてるところは結構ありますが、HDD や SSD に比べれば圧倒的なものの、シーケンシャル、ランダムリード 512KB などでリード・ライトが 2GB/s を超えるところもあるのに今ひとつな印象。ランダムライト 4KB は速いですけどね。シングルチャネルだからでしょうか?