東方聖地巡礼


諏訪信仰に根差した神社群がいま、県内外のゲーム愛好者から静かな注目を集めている。諏訪地方の神話を基にしたキャラクターが、自費製作ゲームの人気シリーズに登場したためだ。アニメやゲームゆかりの地を訪ねる「聖地巡礼」の参拝者も増えており、新たな誘客の要素として期待する地元の声も出てきた。

原因は、有志が製作しているパソコン用ゲーム「東方プロジェクト」シリーズだ。弾を避けながら敵を倒すシューティングゲームで、昨年夏に発表された10作目「東方風神録」に「洩矢(もりや)諏訪子」「八坂神奈子」「東風谷(こちや)早苗」という女性が登場。諏訪の伝説にちなみ、「洩矢の鉄の輪」「目処梃子乱舞」「神の粥(かゆ)」などの技を繰り出す。

キャラクター設定や世界観などが受け、この作品もファンを獲得。県内外から愛好者が諏訪地方を訪れ、▽諏訪大社上社、下社(諏訪市茅野市下諏訪町)▽ 洩矢神社(岡谷市)▽手長神社、足長神社(諏訪市)▽神長官守矢史料館(茅野市)―などゆかりの地の記事をインターネット上に掲載している。

風林火山効果があった去年に近い入館者数があるのだとか。さすがガンキャノンケロちゃん